「外壁塗装って壁だけじゃないの?」と思っていませんか?
実際には、外壁以外にも多くの部分が塗装対象になります。
この記事では、外壁塗装で実際に塗る箇所とその役割を分かりやすく解説します。
これから外壁塗装を検討する方は、見積もりを比較する前にぜひ読んでみてください。
外壁塗装の対象は「外壁本体」だけじゃない!
外壁塗装と聞くと「外壁にペンキを塗る工事」と思われがちですが、実は建物の寿命を延ばすために多くの部位が対象になります。
範囲を理解しておくことで、仕上がりの満足度やコスト面でも納得のいく工事ができます。
外壁本体の塗装と注意点
外壁は家の“顔”ともいえる部分。素材ごとに塗装のポイントが異なります。
モルタル壁
- ひび割れが起こりやすい
- 下塗り→中塗り→上塗りの3工程が必須
- 補修を怠ると再びクラックが出やすい
サイディング壁(窯業系)
- 塗膜が劣化すると吸水・反り・割れの原因に
- 板間目地のコーキングは紫外線で劣化しやすく、打ち替え必須
ALCパネル・コンクリート壁
- 雨水が入りやすい素材
- ALCは目地部から雨水が入りやすい構造
- 防水性を高める塗料選びが重要
外壁塗装で忘れてはいけない「付帯部」
外壁がきれいになっても、付帯部が古いままだと全体の印象が悪くなってしまいます。
外壁塗装では付帯部も同時に塗装するのが基本です。
- 雨樋:紫外線による劣化を防ぐ
- 破風板・鼻隠し:屋根端にあり雨風を最も受けやすい部分
- 軒天:湿気やカビが発生しやすく、防カビ塗装が有効
- シャッターボックス・戸袋(鏡板):錆びやすいので錆止め必須
- 水切り:外壁と基礎の間にある金属部分。雨水から建物を守る
屋根塗装は同時施工がおすすめ
屋根は外壁よりも紫外線・雨風の影響を強く受けます。
外壁塗装と同時に行えば、足場を共有できるため費用を抑えられるメリットがあります。
特にスレート屋根や金属屋根は塗装メンテナンスが寿命を大きく延ばします。
外壁塗装の基本工程
外壁や付帯部は、以下の流れで施工されます。
1、高圧洗浄で汚れを落とす
2、下地処理(ひび割れ補修、錆落とし、コーキング打ち替え)
3、下塗り(塗料の密着性を高める工程)
4、中塗り・上塗り(色と耐久性を確保)
5、付帯部塗装(外壁と同時に施工し統一感を演出)
見積もり時に必ず確認すべきこと
外壁塗装を依頼する際は、見積書にどこまでの範囲が含まれているかを必ずチェックしましょう。
- 外壁本体だけか?
- 付帯部も含まれるのか?
- 屋根は別工事か?
これを確認することで、「追加料金がかかった」というトラブルを防げます。
まとめ
外壁塗装は単なる「壁の色替え」ではありません。
外壁本体+付帯部+屋根を含めて塗装することで、建物全体の美観・防水性・耐久性を守ることができます。
見積もり比較や業者選びの際には、塗装範囲や工程内容をしっかり確認して、納得できるプランを選びましょう。
塗りかえ工房は、職人直営の塗装専門店です。
長年の経験を積んだお家のプロの診断士が、お客様の大切な建物に最適な提案をさせて頂きます。
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