外壁塗装の費用内訳を公開|足場・下地補修・塗料で何が変わる?

#一戸建て #塗装 #外壁 #屋根
  • 2026年2月12日

外壁塗装の費用内訳を公開|足場・下地補修・塗料で何が変わる? 塗りかえ工房 岐阜県 大垣 安八

 

外壁塗装の見積もりを見たときに一番モヤっとするのが、「どこにいくら掛かっているのか分からない…」という点ではないでしょうか。
同じように家を大切にされている方ほど、金額の理由が分からないまま決めるのは不安になりますよね。
今日は、見積書を読む目線で「費用の中身」を紐解いていきます。

 

外壁塗装の費用は「5つの費用の組み合わせ」

外壁塗装の費用は、ざっくり言うと①足場/②下地処理/③塗料(材料)/④人件費(施工)/⑤その他(付帯・諸経費)の組み合わせで決まります。

一般的な戸建ての外壁塗装では、見積もり全体は次のような項目で構成されます。

項目 何が含まれる?
①足場 足場組立・解体、飛散防止ネットなど
②高圧洗浄・下地処理 洗浄、ひび割れ補修、ケレン等
③塗料代 塗料のグレード・使用量
④塗装工事費(人件費) 職人の施工、管理
⑤その他(付帯・諸経費) 養生、付帯塗装、交通費等

ポイントは、塗装工事は技術工事のため、出来上がった製品を買うときとくらべて人件費が多くかかること。
また、塗料のグレードや施工内容が変わると、総額も大きく変わります。

① 足場費用:相場と「高くなる家」の条件

足場は安全・品質・近隣配慮のために必要で、外壁塗装の中でも大きな費用項目です。
金額が大きいからこそ、「足場代が安くなったらうれしいな」と考えがちですが、安全に工事を進めるためにも削ってはいけない項目でもあります。
足場代半額!や足場代無料!といったキャンペーンを時折見かけますが、足場は無料や半額では設置できません
根拠があってのキャンペーン内容であれば良いですが、そうでない場合もあるため注意が必要です。

足場代の計算のされ方(見積書の見方)

足場費用は「足場架面積 × 平米単価」で出されるのが一般的です。
見積書では「足場 〇㎡ × 〇円」や「仮設足場 一式」などの表記になりがちなので、㎡と単価の記載があるか確認しましょう。

足場が高くなりやすいパターン

  1. 3階建てなど、建物が縦長で高さがある
  2. 外壁の凹凸が多い(L字・出窓・バルコニー多め)
  3. 隣家が近く、設置に手間がかかる

大垣市を中心とした西濃地域は建物が大きいお家が多く、単純に考えても屋根や壁の面積が大きくなるため、2階建てでも都市部に比べて足場代が高くなる場合が多いです。

② 下地処理(高圧洗浄・補修):ここを削ると失敗しやすい

「下地処理(下地調整)」は、塗装工事の仕上がりと耐久性を左右する要です。
費用を抑えたい気持ちは分かりますが、適切な下地処理や補修を行わないと、数年で剥がれ・膨れ・ひび割れの再発につながりやすくなります。
今、建物の中で傷みが激しい部分は、傷みに合わせた補修をしないと、またそこから症状が現れます。
塗ってすぐはキレイが続くため、数年後に後悔しないためにも、補修内容が適切か確認しましょう。

下地処理で金額が変わる代表例

  1. ひび割れ(クラック)の補修が多い
  2. 目地(シーリング)の処理方法 → 打ち替えか、打ち増しか、処置無しか、など
  3. 前回の塗膜の浮き・剥がれがあり、剥離やケレンが増える

いくら良い性能の塗料を使用しても、下地の調整が甘いと塗料の性能を発揮することが出来ません。
せっかく長持ちする塗料を使ったのに、数年後にまた手入れが必要になるなんてことにもなりかねません。

③ 塗料代:グレード差が「そのまま総額差」になりやすい

外壁塗装の値段は、塗料のグレードで変動しやすいと言われています。ここは見積もりの中でも分かりやすく差が出るので、メーカー名/商品名/グレードが明記されているかが大事です。

シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料といったグレードの塗料が大半かと思いますが、シリコン塗料の中にもさらにグレードがあります。
最高グレードと言われる無機塗料でも、物によってはフッ素塗料の方が性能が良い場合もあります。
見積書に記載されている塗料がどういった特徴の塗料なのか、担当者に質問をしましょう。

※外壁塗装は「坪数」ではなく、基本は塗装面積(㎡)で計算します。
同じ坪数でも、窓の大きさや数、下屋の有無、建物の形などで屋根や壁の面積は変わるため、坪単価の比較だけで判断してはいけません。

④ 人件費(施工費):工事内容・工程管理で差が出る

同じ塗料でも、費用が変わる最大要因のひとつが「施工(人)」です。
安さだけで選ぶと、工程が省かれてしまうリスクもあります。

見積書で“施工の中身”を見抜くポイント

  1. 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが明記されているか
  2. 極端に工期が短いなど、無理な工程になっていないか
  3. 施工管理者が職人経験者か(現場を管理する以上、職人経験は必須です)

⑤ その他(付帯・諸経費):見積もりで差が出やすい“盲点”

外壁以外の「その他」の項目は、実はトラブルになりやすいところです。
外壁以外にも付帯部など一緒にお手入れするべき箇所もあります。
見積書の形式はお店によっても様々なため、どこの部分をどこまで塗るのか、何が含まれているかを確認すると失敗しにくくなります。

「その他」に入りやすい項目例

  1. 養生(窓・植栽・車など)
  2. 付帯部塗装(軒天、破風、雨樋、水切り、シャッターボックス等)
  3. 現場管理費、交通費、廃材処分費 など

見積書で必ずチェックしたいポイント(最低7つ)

  1. 塗装面積(㎡)が書かれているか(坪数だけは危険)
  2. 足場の項目に、㎡と単価が記載されているか
  3. 下地処理(補修)がどの範囲で、どの工法、方法
  4. 塗料のメーカー名/商品名/グレードが明記されているか
  5. 工程(下塗り・中塗り・上塗り)の記載があるか
  6. 付帯部の範囲(どこまで塗る?)が明確か
  7. 保証・アフターの内容の確認

※訪問販売の「点検」から契約を急がせるトラブルも報告されています。その場で契約せず、専門家への相談を強くおすすめします。

外壁塗装の費用を抑える“正攻法”3つ

  1. 屋根と外壁を同時施工(足場を1回で済ませられることが多い)
  2. 補助金・助成金があるか確認(申請タイミングに注意)
  3. 相見積もりは条件を揃えて比較(塗料・範囲・工程を統一)

「うちの場合はいくら?」が一番早いです。

外壁の状態(ひび割れ・目地・前回塗膜)で費用は大きく変わるので、現地確認+内訳付き見積もりで比較できる形にしましょう。
気になることは遠慮なく、分かりやすくご説明しますね。

まとめ

外壁塗装の費用は、足場/下地処理/塗料/人件費/付帯・諸経費の組み合わせで決まります。
「どこが高いのか」を見抜けるようになると、高すぎる見積もりも、安すぎて危険な見積もりも避けやすくなります。
心配なことがあれば、どんなことでも専門家に遠慮なく相談してくださいね。