【瓦屋根とは?】特徴・耐久性・点検時期を専門店がわかりやすく解説!

  • 2025年10月14日
【瓦屋根とは?】特徴・耐久性・点検時期を専門店がわかりやすく解説! 塗りかえ工房 岐阜県 大垣 安八瓦屋根は、日本の住宅に古くから使われてきた伝統的な屋根材です。

主婦03
「瓦屋根って塗装しなくてもいいって聞くけど、本当なの?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

瓦屋根(粘土瓦・陶器瓦・和瓦)は、スレートや金属屋根とは異なり、基本的に塗装が不要な屋根材です。

ただし、「まったくメンテナンスがいらない」というわけではありません。
雨漏りなどを防止するには、やはり定期的なメンテナンスが欠かせないのです。

この記事では、瓦屋根の種類・特徴・耐久性、そして定期的に行いたい点検・補修のポイントを、塗りかえ工房がわかりやすく解説します!


1. 瓦屋根とは?

瓦屋根とは、粘土を高温で焼き固めて作られた屋根材のこと。

昔ながらの「和瓦」や「いぶし瓦」、最近では洋風住宅にも合う「洋瓦」などがあります。

成形した粘土を窯に入れ、高温で加熱(焼成(しょうせい))することによって、粘土は強度を増し、表面の釉薬(うわぐすり)がガラス質に変化します。

防水性・耐久性が非常に高く、塗装による保護が不要なのが最大の特徴です。

専門家01 塗りかえ工房 大垣 安八 岐阜県
瓦屋根は「塗装不要」=「ノーメンテナンス」ではありません。

瓦の下にある防水シートや漆喰(しっくい)は経年劣化するため、定期点検が大切です。

2. 瓦屋根の特徴と耐久性

瓦屋根は日本の気候に非常に適しており、長持ちする屋根材として知られています。

一度施工すれば数十年持つこともあり、メンテナンス性・耐候性ともにトップクラスです。

主な特徴

  1. 焼成による高い防水性と耐久性

  2. 紫外線や風雨、熱にも強い

  3. 断熱・遮音性能が金属屋根などより高く、夏涼しく冬暖かい

  4. 耐久性は高いが、物がぶつかるなど衝撃で割れやすい
  5. 重量があるため耐震補強が重要

  6. 塗装は不要だが、定期点検が必要

耐久性の目安

  1. 瓦そのもの:50年以上(場合によっては100年超も)

  2. 防水シート(ルーフィング):20〜30年

  3. 漆喰部分:20年前後での補修が目安

目安の様に、瓦自体は非常に長寿命ですが、屋根全体を守る下地部分は年数とともに劣化します。
しかし、耐久性が30年だからといって、30年ごとに必ず防水シートの交換が必要、というわけでもありません。
適切な時期に点検し、メンテナンスを行うことで、もっと長持ちさせることも可能です。
そのため、プロによる屋根全体の健康診断を15~20年に一度は行うことが大切なのです。


    3. 瓦屋根のメンテナンス方法

    瓦屋根のメンテナンスは、「塗装」ではなく点検・補修が中心です。

    以下のような症状が出ていないか、定期的に確認しましょう。

    チェックポイント

    1. 瓦のズレ・割れ・欠けがある

    2. 棟(むね)部分の漆喰が崩れている・欠損がある

    3. 雨漏りや天井に雨じみがある

    4. 強風・地震のあとに瓦がズレた・動いた

    5. 棟部分の針金が切れている

    主なメンテナンス内容

    • 瓦のズレ直し・差し替え

    • 漆喰(しっくい)の補修や詰め直し

    • 防水シート(ルーフィング)の交換(必要に応じて)

    • 棟の針金の修繕
    • 棟瓦の積み直し工事

    外観に問題がなくても、内部の防水層が劣化していたり、土葺きの場合は瓦の下の土が流れてしまっているケースもあります。
    先ほど特徴と耐久性の所でもお伝えしたように、耐久性はあくまで一般的な数値で、適切な時期に点検し、メンテナンスを行うことで、もっと長持ちさせることも可能です。
    そのため、15〜20年ごと」と、「台風や地震などの自然災害後」の専門点検が不可欠なのです。


    4. 劣化を放置するとどうなる?

    「瓦だから安心」と思って放置すると、次のようなトラブルが起こることもあります。

    • 漆喰の崩れや欠損から瓦のズレが発生

    • 瓦のズレ・落下による安全リスク

    • 雨漏りの発生
    • 下地材(野地板やルーフィング)の腐食

    • 補修では済まず、葺き直しや葺き替えが必要になることも

    瓦屋根はとても丈夫で、瓦そのものに塗装などのメンテナンスは必要ありません。

    しかし、それは瓦がしっかり固定され、正しい状態を保っていることが前提です。

    ズレや割れをそのままにしておくと、瓦を支える部分が傷み、屋根全体の寿命を縮めてしまいます。

    安心して長く暮らすためには、定期的な点検と部分的な補修が大切です。


    5. まとめ|瓦屋根は塗装不要でも「点検」が大切!

    瓦屋根は、見た目も美しく、耐久性にも優れた屋根材。

    塗装の必要はありませんが、漆喰や防水シートなどのメンテナンスは必要不可欠です。

    • 約10〜20年ごとに点検

    • 漆喰の補修や瓦のズレ直しで長寿命化

    • 定期メンテナンスで屋根全体を守る

    「瓦だから安心」と油断せず、定期的に屋根点検を行うことで、

    次世代まで安心して暮らせる住まいを維持できます。

    「でも、だれに相談すればいいのか分からない」

    そんな方は、まずは塗りかえ工房の診断士による無料屋根点検を受けてみましょう。
    早めのメンテナンスが、長く快適に暮らせる家づくりの秘訣です。

    塗りかえ工房は、職人直営の塗装専門店です。
    瓦屋根のメンテナンスのご相談や施工実績も豊富です。
    長年の経験を積んだお家のプロの診断士が、お客様の大切な建物に最適な提案をさせて頂きます。
    外壁塗装や屋根塗装をはじめとした、お家まわりの外装リフォームでお困りの際は、ぜひ塗りかえ工房にご相談ください。

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