そんなお悩みをお持ちの方に、今回はスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の特徴や耐久性、メンテナンス方法、そして劣化を放置するとどうなるのかを、わかりやすく解説します!
1. スレート屋根とは?
スレート屋根とは、セメントと繊維素材を板状に加工した屋根材のこと。
昔は天然スレート(石板)も使われていましたが、現在主流なのは人工スレートです。
メーカーによっては「カラーベスト」「コロニアル」と呼ばれることもあり、一般的な戸建住宅では非常にポピュラーな屋根材です。
その魅力はなんといっても「軽さ」と「コストパフォーマンス」。
瓦屋根に比べて重さが約1/3程度なので、建物への負担が少なく、地震時の揺れを軽減できるほか、施工費も抑えられる人気の屋根材です。
新築からリフォームまで幅広く採用されています。
2. スレート屋根の特徴と耐久性
スレート屋根は見た目もすっきりしていて、どんな家にも合わせやすい万能屋根。
カラーや形状のバリエーションが豊富で、モダン・和風・洋風など、どんな住宅スタイルにも合わせやすいのが魅力です。
ただし、表面の塗膜が屋根材を守る役割をしており、この塗膜が10〜15年ほどで劣化していきます。
施工費が抑えられる反面、塗装での定期的なメンテナンスが必要な屋根材なのです。
主な特徴
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軽量で建物の負担が少ない
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カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高い
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施工しやすく、費用も比較的リーズナブル
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定期的な塗装メンテナンスが必須
耐久性の目安
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屋根材そのもの:20〜30年
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表面の塗膜:10〜15年
塗膜が劣化して防水性が落ちると、雨水を吸い込みやすくなり、ひび割れや欠け・コケの原因になります。
3. スレート屋根のメンテナンス方法
スレート屋根は「定期的な塗装」が寿命を延ばすカギです。
以下のような症状が出てきたら、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。
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屋根の色あせやツヤの低下
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屋根材の反り・浮き
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コケ・カビの繁殖
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ひび割れや欠け
- 雨のあとに乾きにくい
おおまかな屋根塗装メンテナンスの流れ
1. 高圧洗浄で汚れ・コケ・不要な塗膜等を除去
2. 下地処理・補修
3. 下塗り(シーラー等)の塗装
4. 中塗り・上塗り
5. 縁切り
※あくまでおおまかな流れで、状態によっても工程が変わります
塗装の際は、屋根材の状態や環境に合わせて塗料を選ぶと、より長持ちします。
4. 劣化を放置するとどうなる?
スレート屋根の劣化を放置すると、思わぬトラブルにつながります。
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雨漏りが発生
→ 防水性がなくなり雨水が浸入し、天井や壁の雨シミの原因になることも。 -
屋根材のひび割れや剥がれ
→ 水分が屋根材内部に入り、凍結や膨張を繰り返すことで割れが広がります。 -
下地(野地板)の腐食
→ 雨水の侵入を放置すると屋根全体の構造が傷み、葺き替え工事やカバー工事が必要になることも。 -
修繕費用が高額化
→ 定期塗装(数十万円)で済むところが、葺き替えやカバー工事(100万円〜)になることも。
早めのメンテナンスが、結果的に「家計にも優しい」んです。
5. まとめ|スレート屋根は10〜15年ごとの塗装が大切!
スレート屋根は見た目もスタイリッシュで人気の屋根材ですが、塗装による保護が命。
10〜15年ごとにきちんとメンテナンスすることで、防水性・耐久性を保ち、家を長く守ることができます。
「自分の屋根が今どんな状態なのか知りたい」
「そろそろ塗り替え時期かも?」
そんな方は、まずは塗りかえ工房の診断士による無料屋根点検を受けてみましょう。
早めのメンテナンスが、長く快適に暮らせる家づくりの秘訣です。
塗りかえ工房は、職人直営の塗装専門店です。
長年の経験を積んだお家のプロの診断士が、お客様の大切な建物に最適な提案をさせて頂きます。
外壁塗装や屋根塗装をはじめとした、お家まわりの外装リフォームでお困りの際は、ぜひ塗りかえ工房にご相談ください。

