外壁塗装の色選び完全ガイド|1階と2階の色分けおすすめカラーと注意点
こんにちは!塗りかえ工房、店長の寺澤です。
外壁塗装をご検討中のみなさま、こんなお悩みはありませんか?
実は、外壁の色選びにはデザイン性(見た目のバランス)と機能性(汚れ・色あせなどの実用性)の2つの視点がとても大切なんです。
今日は、塗装専門店の店長が実際の経験をもとに、外壁の色選びで失敗しないポイントを分かりやすくお伝えします!
目次
1. デザイン性から考える外壁の色選び
2. 機能性から見る外壁の色選び
3. 色が持つ心理効果もチェック!
4. 実際に人気の配色パターン3選!
5. 色選びで失敗しないための3つのコツ
■ まとめ|見た目も機能も満足できる外壁に
■ 1.デザイン性から考える外壁の色選び
まずは「見た目」のお話から。
外壁の印象は、色の配置によって驚くほど変わります。
近頃は縦ラインでアクセントカラーを入れる配色も流行っていますが、やっぱり根強い人気なのが、1階と2階で色を分けるツートンスタイル。
その中でもおすすめなのが、1階に濃い色、2階に薄い色を使うパターンです。
▽ なぜ1階を濃い色にすると落ち着いて見えるの?
色には「重く見える」「軽く見える」という性質があります。
濃い色は“重さ”を感じさせ、強い存在感と建物を引き締める効果があり、薄い色は“軽やかさ”を演出し、柔らかく明るい印象を与えます。
そのため、下(1階)に濃い色を持ってくると、建物全体に安定感が出て、落ち着いた印象になります。
この配色は、心理的にも「重いものが下にある=安心して見られる」という安定感を与えます。
たとえば、地面が濃い色で空が明るいように、私たちは普段から“下に重さを感じる構図”に慣れています。
そのため、1階を濃い色・2階を薄い色にすると、無意識のうちに落ち着きや安心感を感じるのです。
逆に、2階に濃い色・1階に薄い色を使うと、見る人に不安な印象を与えバランスが悪く見えることも。
実際、私たち塗りかえ工房の施工でも「1階に濃い色/2階に薄い色」の組み合わせはとても人気です。
見る人に“安心感”を与え、時間が経っても飽きにくい配色です。
とはいえ、色や面積のバランスをしっかりとれば、2階に濃い色・1階に薄い色の配色でも不安な印象も無く、おしゃれな外観が実現できます。
■ 2.機能性から見る外壁の色選び
次は「機能性(実用面)」のポイントです。
外壁の色は、見た目だけでなく汚れの目立ちやすさや耐久性にも関係しています。
▽ 汚れに強いのは濃い色!
一般的に、建物の1階部分は2階よりも汚れやすい傾向があります。
地面からのホコリや雨水の跳ね返り、車の排気ガス、人の通行による汚れなど、下の方ほど外的環境の影響を受けやすいのです。
そのため、1階に濃い色を使うと汚れが目立ちにくく、長くきれいな外観を保てるというメリットがあります。
逆に、真っ白などの明るい色を1階に使うと、少しの汚れでも目立ってしまうことがあります。
▽ 色あせしにくいのは薄い色!
2階は日差しを多く受ける部分なので、色あせ(退色)のリスクが高い部分です。
そこで、上階には淡い色を選ぶことで経年変化が目立ちにくく、自然な印象になります。
つまり、
1階に濃い色 × 2階に薄い色という組み合わせは、
デザイン的にも機能的にも理にかなった“理想的なバランス”なのです。
■ 3.色が持つ心理効果もチェック!
外壁の色は、見た目だけでなく「気分」や「印象」にも影響します。
一度塗ったら10年は毎日見る色です。
色選びをする際には、こんな心理的効果も意識してみてください。
色 | 印象・効果 |
---|---|
ホワイト・アイボリー | 清潔感・明るさ・爽やかさ |
グレー | 落ち着き・都会的・洗練された印象 |
ブラウン | 温かみ・安心感・自然な雰囲気 |
ネイビー | 高級感・信頼感・スタイリッシュ |
ブラック | 重厚感・存在感・モダンな雰囲気 |
ベージュ | 優しさ・柔らかさ・ナチュラル |
この中でも「グレー」「ネイビー」「ベージュ」は、近年特に人気の高い色味です。
街並みにも馴染みやすく、どんなデザインの家にも合わせやすいのが魅力です。
■ 4.実際に人気の配色パターン3選!
① ブラウン×アイボリー(ナチュラルスタイル)
木目調の玄関ドアやウッドデッキと相性抜群の配色です。
優しく温かみのある印象で、家族みんながほっとするデザインです。
また、ブラウンはどんな色とも色なじみが良いので、2階部分の色の自由度が高い色です。
② チャコールグレー×ホワイト(モダンスタイル)
チャコールグレーの重厚感とホワイトの清潔感が対照的で、高級感があり、洗練された印象に仕上がります。
ただし、2階部分のホワイトは汚れが目立ちやすい色でもあるため、軒が無いタイプの建物にはおすすめしません。
③ ネイビー×ライトグレー(シックスタイル)
同じ寒色同士の組み合わせのため、すっきりとまとまって見え、落ち着いた印象を与えます。
ただし、建物の周りに街灯などの光が少ない場所では、ネイビーの外壁は夜間になると予想以上に暗く感じられるケースがあります。
時間帯によって見え方が変わることを念頭に置いて、選びましょう。
■ 5.色選びで失敗しないための3つのコツ
◎屋外で塗料サンプルを確認する
屋内の照明と屋外の自然光ではサンプルの見え方が全く違います。
また、時間帯(朝・昼・夕方)でも色の印象が変わります。
様々な時間帯や場所で、サンプルを確認してから決めましょう。
◎屋根・サッシ・玄関ドアとのバランスを見る
家の塗り替えは、外壁だけでなく全体の調和が大事です。
瓦屋根、サッシ、玄関ドアなどは、同時に交換しない限り、建物の中でも色が変わらない部分です。
全体のバランスを考えて「浮かない色」を選びましょう。
◎将来のメンテナンスも考えて選ぶ
汚れに強いか、色あせしにくいかも重要な判断ポイントです。
塗り替える前から雨すじやコケ・カビが生えている、汚れが目立っている部分は、原因を特定して改善しない限り同じように汚れが目立ってくる可能性が高い部分です。
せっかく塗り替えたのにしばらくしたらまた汚れが目立ってきた、なんてことにならないように、場所や環境に合わせた色選びが大切です。
■ まとめ|見た目も機能も満足できる外壁に
外壁の色選びは、家の「印象」だけでなく「快適さ」や「長持ち」にも関わります。
見た目のデザイン性だけでなく、汚れにくさ・色あせにくさといった機能面をしっかり考えることで、長く愛せる家に仕上がります。
塗りかえ工房では、カラーシミュレーションを使って実際の仕上がりをイメージしながらご提案しています。
私、寺澤がカラーコーディネーターの資格者でもあります。
「どんな色が似合うかわからない」「他の家と差をつけたい」そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの大切な家が、もっと素敵に生まれ変わるお手伝いをいたします。