屋根は、家を雨・風・紫外線などの外的環境から守るとても重要な部分です。
しかし、どんな屋根材でも年月が経つと劣化し、塗装によるメンテナンスが必要になります。
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では塗装が必要な屋根材の種類・特徴・塗装時期の目安を、住宅塗装専門店のプロがわかりやすく解説します。
目次
1.塗装が必要な屋根材とは?
2.代表的な屋根材の特徴と塗装の必要性
3.塗装が不要な屋根材もある?
4.屋根塗装を怠ると起こるリスク
まとめ|屋根塗装は10〜15年ごとのメンテナンスが大切
1.塗装が必要な屋根材とは?
屋根材は大きく分けると「塗装が必要な屋根材」と「塗装が不要な屋根材」があります。
塗装が必要な屋根は、主に以下の3つです:
- ①スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
- ②セメント瓦(モニエル瓦など)
- ③金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど)
これらは、表面の塗膜が家を守る重要な役割を果たしており、定期的な塗り替えが欠かせません。
2.代表的な屋根材の特徴と塗装の必要性
① スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
日本の住宅で最も一般的な屋根材です。軽量でコストパフォーマンスに優れていますが、表面の塗膜が紫外線や雨風で劣化すると防水性が失われてしまいます。
- 塗装が必要な理由:塗膜の劣化で防水性が低下し、ひび割れや雨漏りの原因になるため。
- 塗り替え時期の目安:変色、塗装のめくれ、ひび割れが気になったら。おおよそ、10~15年ごと。
② セメント瓦(モニエル瓦など)
セメントを型に流して成形した瓦で、耐久性は高いですが、表面の塗膜が劣化すると雨水を吸収しやすくなります。
- 塗装が必要な理由:塗膜がなくなると水分を吸い込み、ひび割れ・凍害が起こりやすくなるため。
- 塗り替え時期の目安:変色、塗装のめくれ、ひび割れが気になったら。おおよそ、10~15年ごと。
③ 金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど)
軽量で耐久性が高く、近年人気が高まっている金属屋根。
ただし、塗膜が劣化すると錆が発生し、屋根自体の寿命を縮めてしまいます。
- 塗装が必要な理由:防錆効果を保つため。塗膜が劣化すると錆・腐食の原因になる。
- 塗り替え時期の目安:変色、白サビ、赤さびが気になったら。おおよそ、10~15年ごと。
3.塗装が不要な屋根材もある?
一方で、粘土瓦(和瓦・陶器瓦)などは塗装が不要です。
高温で焼成されているため、防水性・耐久性が高く、塗装による保護の必要がないからです。
ただし、瓦自体ではなく、瓦の間に施される漆喰(しっくい)や防水シートは経年劣化するため、20~30年程度でのメンテナンスが必要です。
割れ・ズレ・漆喰の劣化といった点検・補修は必要です。
4.屋根塗装を怠ると起こるリスク
屋根の塗装をしないまま放置すると、次のようなトラブルが起こります。
- 屋根材のひび割れ・剥がれ
- 雨水の侵入による雨漏り
- 屋根内部の腐食・劣化
- 断熱・防水性能の低下
最悪の場合、屋根の葺き替え工事が必要になり、数百万円単位の費用が発生することもあります。
まとめ|屋根塗装は10〜15年ごとのメンテナンスが大切
屋根は普段見えにくい場所ですが、家全体を守るとても大切なパーツです。
スレート屋根・セメント瓦・金属屋根を使っている場合は、10〜15年ごとに塗装によるメンテナンスを行うことで、家の寿命を延ばすことができます。
「自分の家の屋根が塗装のタイミングか知りたい」という方は、まずは専門業者の無料点検を受けてみましょう。
早めのメンテナンスが、長く快適に暮らせる家づくりの秘訣です。
「おかしいな?」と思ったら、ぜひ塗りかえ工房にご相談下さい。
塗りかえ工房は、職人直営の塗装専門店です。
長年の経験を積んだお家のプロの診断士が、お客様の大切な建物に最適な提案をさせて頂きます。
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