「屋根からの雨漏り」7つの事例紹介~その天井、壁のシミ、原因はこれかも?~

  • 2025年9月17日

「屋根からの雨漏り」7つの事例紹介~その天井、壁のシミ、原因はこれかも?~

「天井にシミが…」「雨の日にポタポタと音がする…」。
それは、住まいが発する危険なSOSサイン、雨漏りかもしれません。

雨漏りの原因は多岐にわたりますが、その約7割は「屋根」に起因すると言われています。
しかし、一言で「屋根からの雨漏り」と言っても、その原因は様々です。

ここでは、実際に多く見られる7つの典型的な事例をご紹介します。
ご自宅の状況と照らし合わせながら、雨漏りの原因を探るヒントにしてください。


事例1:スレート屋根の「ひび割れ」による浸水

状況: 築15年のカラーベスト(スレート)屋根の家。ある日、2階の部屋の天井に、じわっと広がったようなシミを発見。

原因と解説:
スレート材自体に防水性はなく、表面の塗装が防水の役割を担っています。
経年劣化で塗装が剥がれると、スレートが水分を吸収し脆くなり、ひび割れが発生。そこから雨水が侵入し、防水シートを劣化させ雨漏りを引き起こします。

ポイント➡ 定期的な塗装メンテナンスが寿命を延ばすカギです。


事例2:台風後に発覚した「瓦のズレ・割れ」

状況: 大きな台風の数日後、雨の日に天井裏から水が滴り落ちた。

原因と解説:
日本の瓦は耐久性に優れますが、強風や地震でズレや浮きが発生。瓦1枚がズレるだけでも雨水は浸入します。
飛来物による割れも要注意です。

ポイント➡ 台風や地震後は、安全な場所から屋根の異常を確認しましょう。


事例3:屋根のてっぺんからの雨漏り「棟板金」の劣化

状況: 部屋の中央、屋根の頂点の真下にシミができた。

原因と解説:
屋根のてっぺんを覆う「棟板金」は雨漏り多発箇所。
固定釘が緩むと釘穴から浸水し、進行すると板金ごと剥がれる危険も。


事例4:雨水の通り道「谷樋」の腐食と穴あき

状況: 複雑な屋根形状で、谷部分の真下の部屋で雨漏り。

原因と解説:
「谷樋」は大量の雨水が流れる場所。酸性雨や落ち葉で常に湿り、腐食や穴あきが発生しやすい部分です。特に銅板は腐食に弱いです。

ポイント➡ 定期的な点検・清掃が必須です。


事例5:おしゃれの裏に潜むリスク「天窓」周りの不具合

状況: 天窓のサッシ周りの天井クロスが黒ずみ、剥がれてきた。

原因と解説:
天窓は屋根に穴を開けて設置するため雨漏りリスクが常に存在。
ゴムパッキンやシーリング材の劣化で隙間ができ、そこから浸水します。


事例6:意外な犯人「雨樋の詰まり」が引き起こす二次被害

状況: 強雨時に軒先から水が滝のように溢れる。その下の外壁や室内が湿る。

原因と解説:
落ち葉や土で雨樋が詰まり、水が溢れて外壁や軒天を濡らし、壁やサッシの隙間から浸水するケース。

ポイント➡ 雨樋の清掃不足も雨漏りの原因に。


事例7:最後の砦「防水シート」の寿命

状況: 築25年以上、屋根材に異常はないが広範囲に雨漏り。

原因と解説:
屋根材の下に敷かれた「防水シート」は寿命15〜30年。劣化すると破れや亀裂が発生し、雨水を防げなくなります。

ポイント➡ この場合、屋根葺き替えなど大規模工事が必要。


まとめ

屋根からの雨漏りは、建物の寿命を縮める深刻な問題です。
今回ご紹介したように原因は様々です。

もし雨漏りのサインを見つけたら、放置せず早めに専門業者に相談することが大切です。
早期発見・早期修理こそが、あなたの大切な住まいを守る確実な方法です。

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