春から梅雨時期にかけて、雨漏りに関するご相談が大幅に増えます。特に、雨漏りが直らなくてお困りのお客様が多くいらっしゃいます。
原因は様々ですが、その中で意外と多いのが、「防水」と「雨仕舞」の違いを理解しないまま、隙間を埋めるなどの「誤った判断」や「誤った施工」をしてしまうケースです。
日本は四季が豊かですが、雪、強風、梅雨、台風など建物にとっては厳しい環境です。
日本の家屋はその厳しい環境に対応するために、「防水」という観点よりも、「雨仕舞」という観点で施工されることが多く、その代表格が瓦です。
一枚一枚重なって屋根を形成していくのは防水という観点では完全ではありませんが、優れた雨仕舞いの仕組みと言えます。
つまり、日本の多くの家屋は、雨水を完全にシャットアウトする「防水」性を重視するよりも、「雨仕舞」という雨水を建物の内部へ浸入させないための工夫を重視する施工が一般的なのです。
ところが、雨漏りを直そうとして安易に隙間を埋めるなどの「防水」処理を行うと、かえって原因がわからなくなるだけでなく、雨漏りを悪化させてしまう場合もあるのです。
代表取締役 佐々木将行
塗りかえ工房は、職人直営の塗装専門店です。お客様の大切な建物に、最適な提案をさせて頂きます。外壁塗装や屋根塗装をはじめとした、お家周りでお困りの際は、ぜひ塗りかえ工房にご相談ください。