塗りかえ工房の佐々木社長にインタビューしてみました!
1.塗装について
2.外装診断・点検について
3.塗装、修繕、カバー施工について
4.見積もり・費用について
5.施工時期について
1.塗装について
Q1) 塗装とはペンキを塗るという意味なのでしょうか?
塗装とはペンキを塗るという意味なのでしょうか?塗装イコール「ペンキ塗り」をイメージします。
A1)佐々木社長
ほぼほぼ間違いではないです。
ペンキとは一般的に塗料を意味します。
実は塗料以外に塗材というものがあります。
塗材は主に、吹き付けや、コテで壁にモコモコと盛り付けていく、模様を作ることに用います。
これらの、ペンキを塗る、塗材を吹き付ける、塗材をコテで壁に模様を作るなどを含めて塗装と言います。
Q2)塗装と吹き付けはどう違うのでしょうか?
屋根などローラーで塗られているイメージがあります。
A2)佐々木社長
塗料の中に、
- はけ塗りに適した塗料、
- 吹き付けに適した塗料、
- はけ塗り・吹き付け両方に適した塗料があります。
塗料によって施工方法代わってきます。
また、仕上がりをどういう状態にしたいかによって、はけ塗り(ローラー塗り)、吹き付けなどの施工方法を選びます。
Q3)そもそも、何のために塗装するのでしょうか?
塗装することの目的やメリットは何でしょうか?
A3)佐々木社長
確かに塗装をしたいというケースもあります。
塗装とは手段になります。
例えば、
- 家が汚れてきたので気になる。
- 外壁にひび割れて気になる
- 雨漏りが気になる
何かきっかけがあり、塗装を行います。
そのきっかけを解決する手段の1つが塗装になります。
解決方法で例えば、壁を張り替える、屋根をふき替える場合もあります。
塗装で解決できることは色々あります。
- 美観:汚れてしまった個所をきれいできる
(コストをかけず、交換をせずにできます。) - 修繕:壁のひび割れなどを直して、最後に全体をきれいにできます。
- 雨漏り対策:修繕と防水対策をして、最後に全体をきれいにできます。
- 塗料によっては付加価値として熱を遮熱することもとできます。
(例えば、屋根のさび落としをして、プラスアルファ―で遮熱用の塗装を選ぶ場合もあります)
屋根や外壁の交換でなく塗装することで問題を解決できるので、コスト面にもメリットがあります。
Q4)家の手入れ修繕するために手段として塗装があるのですね。
A4)佐々木社長
その通りです。
2.外装診断・点検について
Q1)家の外側全体を総合的に診ていただくにはどこに連絡するのがいいのでしょうか?
A1)佐々木社長
一つの考え方として家を建てた業者にお願いするのもあります。
建てた業者に連絡した場合は施工した部位により会社が異なることがあります。
専門業者に相談したい場合には、弊社のような業者に連絡して家の全体を診てもらうことが良いと思います。
診断できる専門家は総合的に家一軒を診ることができます。
屋根や外壁などの問題に気付いて連絡をいただき、家全体を
診させていただくことが多いです。「ここまで見てくれるんですね。」と驚かれます。
Q2)家の診断資格があるのですか?
A2)佐々木社長
塗装は塗装技能士や雨漏りなどの資格もあります。
Q3)実際に、家の診断依頼を10年で連絡してくるお客様はいらっしゃいますか?
A3)佐々木社長
10年単位で連絡してくるお客様もいらっしゃいます。
早い段階で診断ができるので痛みを見つけやすく、塗装だけで十分なケースがあります。痛みが激しい場合ですと
外壁や屋根を交換しなくてはならず、コストがかかってしまいます。
Q4)屋根の痛いは気づきにくいと思います。お客様からの連絡は外壁リフォームが多いのでしょうか。
A4)佐々木社長
ご本人が気づきやすいのは外壁の傷みなので、外壁の傷みでお声をかけて頂くことが多いです。
外側を見せていただき、屋根の傷みに気づくケースが多々あります。
Q5)トタン屋根など交換するケースも多いのでしょうか?
A5)佐々木社長
古くなったトタンを剥がして交換することはあまりメリットがないです。
防水、防音、熱対策などのメリットが多いので今ある傷んだトタン屋根に新しいトタン屋根を被せてあげる工事が多いです。
外壁の場合もケースによりますが、被せてあげる方がメリットが大きいです。カバー工法といいます。
3.塗装、修繕、カバー施工について
Q1)カバー工法とはどのような工法でしょうか?
A1)佐々木社長
古い外壁素材や屋根素材に対して新しい素材を被せる工事方法です。
こちらが建物を診断させていただき、建物の状況に使い方に応じて
カバー工法を提案に含める場合もあります。
例えば、塗装してもあまり長持ちしないケース、劣化が大きくボロボロであったり、穴が開いてしまっているなど、傷みが大きいケースなどはカバー工法を提案に含めます。
今の外壁や屋根素材への塗装で十分な場合もあるのでカバー工法まで不要な場合もあります。
カバー工法は言葉が独り歩きしてしまっているので、塗装よりも良い工事方法というご誤解を生んできます。
塗装工事に比べるとコストがかかります。塗装の工事+カバー工法工事になります。
将来的にカバーした素材自体を塗装しなくてはいけないケースも出てきます。
Q2)診断後には皆さん施工されるのでしょうか?
A2)佐々木社長
診断後にご提案します。
まちまちです。
今は予算的に難しいので、お金を用意しますというケースや、後々お願いしますというケースもあります。
今の価格でお見積りは出します。どうしても、2年後、3年後ですと素材の価格高の影響を受けてしまう場合もとは説明します。
4.見積もり・費用について
Q1)塗装してほしいというよりも、診てほしいという相談が多いのでしょうか?
A1)佐々木社長
そうですね。価格もありますし、まずは診てもらいたいという要望が多いです。
Q2)価格をホームページで表示している業者さんもありますが?
A2)佐々木社長
塗装だけでなく、修理をするケースも多いので価格を定価で提示しづらいのが現実です。
部品の交換なども必要になる場合があるので、外壁全体を診断させていただき、提案・お見積りを出すようにしています。
Q3)外壁、屋根の診断には費用が掛かりますか?
A3)佐々木社長
外壁、屋根を大体1時間ぐらいかけて一通り診させていただきます。
その後、お見積りを含めた提案までは無料で行います。
壁を剥がした水を流す雨漏り調査など、本格的な調査は大体半日、1日かかるので有料になってしまいます。
痛みが激しい壁を剥がすと破損のリスクもありますので有償にさせていただいてあります。
Q4)施工コストを圧縮する方法などありますか?
A4)佐々木社長
建物全体の外側を診断させてもらい、悪くなってしまった個所を部分的に交換し、他の部分は塗装を行い綺麗にしていく、複合的な施工方法があります。
塗装は、外壁素材などの交換が必要ないのでコストも抑えられます。
修繕もできて、コストストパフォーマンスと見た外観も奇麗にできるのでお客様へも満足いただけます。
Q5)あまりないと思いますが、建物の診断後に施工しない場合などもあるのでしょうか?
A5)佐々木社長
建物を診断して、「これぐらいの傷みなら数年後の修繕で十分ですよ」とお伝えすることもあります。
Q6)急いでの工事には費用が高くなることはありますか?
A6)佐々木社長
特別費用は頂いていません。
Q7)先々の工事を考えているのですが概算見積もりはお願いできますか?
A7)佐々木社長
概算とっても見積もりや診断をしっかりやります。
5.施工時期について
Q1)1年を通して塗装に適した季節などありますか?
A1)佐々木社長
日本の風土に合わせて塗料は1年を通じて使えるようになっています。
季節によって冬は雪が降って工事が中断するケース、
春は風が強くて工事が中断するケース、
梅雨時期は雨が多い場合も事が中断するケースもあります。
年末、春、秋は工事が集中します。お待ちいただくケースも出てきますので
工事の集中時期を外して頂けるとコスト面でのメリットも少しあります。
Q2)急いで駆け込んでくるお客様が多いのでしょうか?
A2)佐々木社長
まちまちです。例えば、雨漏りで急いでいらっしゃるお客様もいますし、いつでもいいですよ都言われるお客様もいらっしゃいます。
ご依頼から3カ月程度で工事に入るケースが多いです。
価格の値上がりがありますので見積書は3カ月の有効期間を取っています。
ありがとうございました。
インタビュービュアー 鈴木